中国サッカーの爆買いはなぜ?21世紀も未だ争うサッカー三国志!

中国爆買いの理由は不動産バブルの賜物ではない。国内は習近平の任期まで続く戦国時代の真っ只中、爆買いの真の理由に迫る。

不足は「メッシ」と「ロナウド」だけ

2016年の大型銘柄としてラミレス(チェルシー)、ラベッシ(PSG)、ジャクソン・マルティネス(A・マドリー)などが中国サッカーリーグに参戦したが、これらは”序の口”でしかなかった。

2017年は南米の2大サッカー大国ブラジルとアルゼンチンより3人のビッグネームがさらに加わった。マンチェスターUやユベントスでの活躍も記憶に新しいカルロス・テベス、チェルシー所属ネイマールとブラジル代表としてW杯を戦ったオスカル、そして怪我で不遇のキャリアを辿っていたアレシャンドレ・パトが中国で復活。その他にもベルギー代表でユベントスからのアプローチを断り渡中したアクセル・ヴィツェルも爆買い対象となった。

豪華なメンツが揃えられた中国サッカーに足りないピースは、メッシとクリスティアーノ・ロナウドのみと言われている。

現オーナーらはどうやって資金調達したのか?

中国は1970年代の政策から、閉鎖的だった国内市場に外資企業を誘引することで自国で醸成することができなかった雇用を生み出し「海外のお金の流入」「国民がお金を稼ぐ(お金を持つ)」を実現させる。少しづつ裕福な人が増えてきた所に、北京オリンピックを引き金とした投機熱が盛り上がり、価値が高まり続ける土地や株などに投資をした。国民の一部は資金を爆発的に増やすこととなり、この30年間で中国人は農民から小金持ちになり現在は億万長者となっていった。

億万長者となった彼らがただ遊興のためだけに大金を湯水のように使うわけがないのである。農民から億万長者となり、投資と言う戦いを生き抜いてきたのは、ひとえに中国三千年の歴史に裏付けされた「野心」に他ならないのである。彼らの次なる野心とは何なのか?

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「計略」「賂」そして「野心」の国のサッカー

皆さんが知るように中国は内戦を繰り返してきた歴史がある。日本人がリーダーを総意で決めそれに従う国民性としたならば、中国は自分自身がリーダーとなり国や民衆を導く「野心」を持った国民性である。

その中国人に根付く「野心」はこれまでの歴史の中で色んな形で表現されてきた。目標の達成の障害となるライバルは計略において退け、自身を引き立ててくれる有力者には賄賂を贈ることも辞さなかった。

そして、2015年習近平国家主席が国策として国内サッカーの強化案を打ち出した。肝入りの国策である国内サッカー文化の強化の大きな一翼と見なされた人間は、習近平氏のより一層の引き立てに預かることができるだろう。爆買いにて国内サッカーを盛り上げることが、即ち「中国における立身出世」なのである。「中国サッカーの未来のため」という大義名分の元、新たな内戦が始まったのである。

この記事のまとめ

・次の爆買いターゲットはピークを過ぎたメッシとクリスティアーノ・ロナウド
・現オーナー達は国策による雇用増大、GDP引上げ、オリンピック開催で稼いだ
・クラブオーナーらは中国サッカーを盛り上げ国の有力者になりたい
・ミラン新オーナー、リー・ヨンホン氏が国外に会社を設立したのは政府の干渉の可能性

(画像出典:上海申花公式サイトより)

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